元中学校の校長で、いまは合宿免許の自動車教習所の所長を務めている彼によると、超高齢者(80歳以上のお年寄りを彼はこう呼んでいる)は、車を実にいいベターハーフとして使っているのです。
病院へ行く、嫁いだ娘に会いに行く、町に買物に行く、旧友のところへ遊びに行く、さらには畑へ仕事をしに行く・・・など、それこそどんなときでも一緒なのだ。
また、自分で自動車を運転するようになって、若い頃よりもむしろ行動範調が広くなった入も多いといいます。
実に活気があり、生き生きした老後だと思います。
ただ、高齢者が車を運転するのは危ないのではないか、と思われる方もおありでしょう。
たしかに、年をとれば、目や耳、反射神経など肉体的な機能は衰えてきます。
しかし、それを十分に補うことはできます。
それは、精神的な落ち着きとか余裕といったものです。
だから、「別に一分一秒を争うわけではない、少々渋滞したって追い越されたって、かっかせずにいこう」というゆったりした態度で運転でき、大きな事故を起こすようなこともない。
それでもやはり、肉体の衰えはどうしようもなく、避けられないわけだから、免許を書き換える三年毎といわず、毎年でも心身の機能のチェックをしておくことは大切でしょう。
また、年をとってからだと、免許を取るのはむずかしくなるから、たとえいまは車の必要ない方でも、ご夫婦で一緒に免許を取っておかれたらいかがでしょうか。