北海道の知床半島は全長65km、中央を千島火山帯が貫く温泉の宝庫である。
どちらかといえば半島の東半分にあたる羅臼町側が温泉が多いが、西半分の斜里町にも「カムイワッカ」や「岩尾別温泉」、「ウトロ温泉」、そして「ウナベツ温泉」がある。
公共の宿「ウナベツ自然休養村管理センター」は、農林漁業者の研修などにも使われるが一般利用も可能。
山の斜面にあり、客室からはオホーツク海を眺められるうえ、スキー場も近くにあるので、ウィンターシーズンにも賑わいをみせる。
浴室はタイル張りの平凡なものだが、つるつるの単純硫黄泉(重曹系)は入浴感覚がよい。
口にふくむと若干の硫黄分と、重曹の味覚が舌に残る。
44・5度で透明なつるつるの湯は、美肌効果もある。
冬の知床といえば、やはり流氷である。
青いオホーツクの一面を埋める厳冬期もいいが、地を揺るがさんばかりの轟音を立てて氷が張り裂けるという、春先の離岸時も是非とも見てみたいものだ。