九州の霧島は韓国岳をはじめとする大小23の火山が重なり合うように集まった高原地である。
そのため温泉地も密集。
その温泉郷を代表する中津川沿いにある丸尾温泉と、林田温泉のちょうど真ん中あたりにある野天風呂が「目の湯」である。
霧島遊歩道にあり「岩風呂」という看板があるのですぐにわかるが、これが熱くて入れない。
そこで、すぐ横を流れていた灰白濁した湯の川に狙いをつけた。
ここは、上流にある林田温泉の横で絶えず噴気を上げる地獄からのオーバーフローなのだろう。
川となって流れる豪快な湯量と、湯温も38度くらいの適温だ。
川底にたまった細かい泥は、火山灰のようにトロトロで濃厚だし、酸味が強い。
硫化水素臭もかなりのもので、火山性地獄の温泉特有の酸性硫化水素泉と思われる。
ただ、何げなく足を入れると、深いところは30㎝はあるので注意が必要である。